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書籍




4-2-3-1―サッカーを戦術から理解する
杉山 茂樹
光文社新書 343
903円
発売:2008/03


凄く久しぶりでサッカー関連の本を読みました。

「ジャイアントキリング」つまり「番狂わせ」が起きた試合を中心に、その時の布陣を解説。

それにより、番狂わせが起こるべくして起こった、決して偶然だけで起こったのではない、という具体例を説明していっています。

筆者の持論にあてはまる試合しか掲載されていないので、「一方的で、ここに書かれた全てを受け入れることは出来ない」と思う人がいるのは、当然だと思いますが、だからといって、この本を「トンデモ本」のような扱いにするのも、いささか問題があると思います。

少なくてもこの本で採り上げられた試合に関しては、筆者の持論通りの展開になっている訳ですから。

基本的には、監督目線の本かな。
といっても、監督の感情については語られていないが、この本を読むと、むしと監督とは、どんな場合でも、冷静な判断が不可欠と言いたいのでは、と思われる節もあります。

特に、布陣については、全くの初心者だった僕みたいな人間にとっても、わかりやすい解説があって、なかなか楽しく読み終えました。

この本に書かれている視点って、テレビ中継だとわかりにくい点が多いですから、どちらかと言うとスタジアムへ観戦に行く人向きだと言える本ですね。

たとえば、F1が、気合いや根性だけで、順位があがる訳じゃないように、サッカーも、気合いや根性だけでどうにかなるような甘いものじゃない、というの事です。

サッカーで、布陣についての理屈を知りたい人にはよいと思います。

あと、長年謎だった「流行の布陣」って、どういう風に世界中へ伝播していくのか、というプロセスの一端がかいま見られたのは、有り難かったです。

そして、岡田監督の下、たとえ高原や中村といった、FWを投入しても、それが即、得点力アップにつながるとは思えない、という現状についても再認識させられます。

素直に言って、W杯、このままじゃ、またいつものように予選リーグ突破できずに敗退しそうだ、と感じますよ、この本読んでると。

それにしても、僕のサッカー観戦に新たな視点が加わることになりそうです。
次回の生観戦が楽しみです。

僕は、色々と思うところがあって、Jリーグとニッポン代表の試合以外の国外リーグは、ほとんど見ないから、この本に記載されている試合って、ほとんど見たことがない。

それでも、「面白い分析だな」と思ったから、サッカーを自認する人なら、誰が読んでも面白いんじゃないかな。

サッカーの布陣とは、なんぞや、という貴兄にお奨めです。




貰い物です。
他部署の部長さんに。
この本、軽く立ち読みはしたことありますが、今回、初めて読破しました。

某企業から送られてきたそうで、よく見ると表紙にその企業の名前が入ってます。
そんな注文できるんだと感心してたら、個人でも50部からできるみたいですね。
ここに書いてありました。
http://www.chintai.net/zagat/original/index.html

さて、内容ですが、読者投票によってレストランランキングを決めている本です。
この手のWebサイトも、結構ありますよね。

そういったサイトを読んでいる時も、割と思うのです、結局「自腹で行ってみないと、本当のところは、わからない」って事を。
人の味覚は、それぞれなので、万人に評価されるって事は、本当に難しいですよね。

私は、数えたら、25店くらい、このガイドに掲載されているレストランへ行ったことがありましたが、その中でも、「1回行けば十分」という店が結構あります。

それは、たまたま、味の嗜好が合わなかったとか、そもそも選択したメニューが、その店で評判となっているメニューじゃないものだったとか、こちらに原因がある事も考えられるので、一概に否定はできませんよね。

また、この本だけで、かなり値段のレンジが広い、1300店もの情報を掲載しなければならないので、この本であたりをつけて、その後Webで詳細を調べないと、値段、雰囲気、立地条件等、わからない店も多いです。

そういった点を了解している人にとっては、結構使えるガイドではあると思いました。

ただ、自分でお金出して買う?と問われると、どうかなぁ。
さっきも書いたけど、類似Webサイト、たくさんあるからなぁ。




小坂です。
今回、図書館から借りてきたのは、2000年に発行された、斉藤由貴の本なのである。

斉藤由貴・・・初めて、その名前を知ったのは、中学校3年生の時である。

当時、学校の職員室近くに、赤電話が1台、置いてあり、級友のT君が、「斉藤由貴って、新人アイドルがいるんだけど、今日は、その子と、電話で話が出来るんだよ」と言って、その赤電話から、どこかへ電話をかけて、自称「さいとうゆき」と、話をしたのだ。

その当時、「さいとうゆき」なんて、聞いたことも無かった僕は、当然、そんな人間と電話で話をする気なんて、全く無く、T君のそばで、ボーッとしてたのである。

あれは、いったい何の企画だったのだろう・・・今となっては、謎である。

まぁ、そんな話は、この本と関係無いのだが、思えば、僕が斉藤由貴のファンになった事など、未だかつて無かった。

そして、今もファンとは言えない。(『吾輩』を見て以降、すばらしい演技力と、コメディエンヌとしての才能には、瞠目しており、それ以前よりは、ずっと興味を持ったし、好きになったのたが。)

なんでかなぁ、と思ってみると、この本の中に、しばし現れる、独特の観察眼が、あの当時は、なんとなく好きになれなかったのだなぁ、と思うのである。

デビュー当初から、「文学少女」的な匂いを漂わせ、全く独特の間合いでフリートークを展開していく、という個性は、今にして思うと、追随する者がいなかったな、と感じる。

同じ、素っ頓狂な発言をする、ほぼ同世代のアイドル、西村知美や、佐野量子(って書いてて懐かしいな)とは、違う「何か」があった。

その「何か」が、この本に凝縮されている、と言ったら褒めすぎかな?

観察者に必要な、冷静な視線と、その真逆にある、ある種の少女性とが、同居した不思議な文体。
読み終わった後、不覚にも、素直に面白いと感じたのである。
「これは、当初予想していたタレント本とはチト違うな」と思ったのだ。

すくなくとも、ゴーストライターが書いたり、口実筆記でライターが起こしたりしたんじゃなく(いや、もしかしたら、そういう回もあったのかもしれんが)彼女自身が、筆(ペンか?)を走らせた雰囲気がもう、あるとあらゆるところに漂っている。

つまり、文章を書く事が好きな人が書いた本なのだ。

だから、僕のイメージの中にある、類型的なタレント本とは一線を画している、と感じるのだな。

出来ることなら、続編を読んでみたい。




小坂です。

夏目漱石の晩年に発表された自伝的小説です。
この後には、未完に終わった『明暗』しかないので、完成された小説としては、これが最後の作品ですね。

読書はしますが、小学生の頃から、あんまり小説を読まない僕が、10年ぶりくらいで、夏目漱石の小説を、何冊か立て続けに読んでます。
察しのいい人ならわかると思いますが、もちろん、例のドラマの影響です。(笑)

何冊か通して読んで、改めて「100年残る作品は違うな」というのを感じました。

建物でも、文学でも、美術品でも、映画でも、音楽でも、誕生してから100年後も、スタンダードとして生き残っている作品って、やっぱり、何かしら「生き残れた理由」というものがありますね、間違いなく。

イマドキの小説とは違って、「感動!」とか「衝撃!」とか、ありません。
この小説を書いた時、49歳だった漱石が、36歳の主人公である健三(=漱石)を俯瞰して、坦々と日常を描いているだけです。

でも、面白かった、というか、だからこそ、面白かった。

健三と、今の自分の年齢が、ほぼ一緒なのもあるからなのでしょうが、時代が違っても、人が生きていくために必要とするものは、不変なのだな、と思わせる描写がいくつも有るように感じました。

健三は、妻のこと、妻の両親のこと、養父母のこと、親戚のこと、仕事のこと、等々、いろんな事を煩わしく感じて、二進も三進もいかなくなった自分に苛立ちを感じ、また、孤独を感じているようなのですが、その感覚、僕にはとても共感できるものでしたね。

僕は、自分の事を、「結婚に向いていない性格」と思っているのだが、この小説の中で健三が自分の細君に対しての感情を吐露している部分を読むと「ああ、自分もきっと、結婚したら、こういう感情を抱くのだろうなぁ」と思い、「やっぱり結婚は無理だなぁ」とリアルに感じてしまうのでした。




今日、鈴鹿サーキットで行われる最期のF1日本グランプリが開催されたのだが、この本は96年11月「鈴鹿サーキットで、1987年から5年間、F1日本グランプリを開催する」と発表した記者会見が開かれた事が記され、そこで終わっている。

それから、20年の年月が流れたのだと思うと、やっぱり感慨深いな。

この本、1987年に発行された、すごく古い本。
古本屋で買ってから1年近く放置してました。
ちらっと読んだときに、所謂ホンダ第一期F1の話が載っているのを見て、「F1好きといっても、第一期のF1には、あまり興味がないけど、安いから買っておくか」と思ってとりあえず買ってみただけでした。

ところが、フジテレビで半月ほど前、深夜にやってた「男の夢 ~ホンダF1の魂~ 」という番組を見て、急に昔のF1に興味持ったんです。

その番組では、ホンダ第一期F1参戦時の記録フィルムが一部放映されていたのですが、そのF1マシンの音が、甲高くて、とってもいい音だったのです。

他のF1マシンは、みんな低い音だったので「当時の技術で、この音は凄い」と思って、第一期F1の事から、知りたくなったのです。

読んでいくと、本田宗一郎という人の、技術にかける情熱に圧倒されました。
まさに「町工場の職人」ですね。
無理難題、言いまくってますもの。
そして、無理難題を解決していく、部下の人たちの技術力。
それが、ホンダレーシングのDNAなんだな、というのも、よく理解できます。
よく、「ホンダにとって、レースは特別」という記事を読みますが、確かに、それは間違いない。

第1章の一番最初に「川本信彦」という学生の話が出てきて、その人が、ホンダへ入社し、本田宗一郎に、怒鳴られ、殴られながらF1エンジンの開発を行う過程が描かれますが、この人、この本が発行されて、数年後、ホンダの第4代社長になる人なんだよね。

そんな人が、社長になれる量産車メーカーって、凄いと思う。

そこら辺の気概が、トヨタと違うんだろうなぁ。
トヨタのF1やってる人って、どうしても「業務命令でやってる」って雰囲気が拭えない・・・実際の現場は、そんな事無いんだろうけど。

F1チームも富士スピードウェイも、金に物言わせて、まず「宣伝」ありき「そろばん勘定」ありきで運営しているように見えるから、損してると思う。

対して、ホンダは40年近く前から、F1チームも、鈴鹿サーキットも、「町工場の職人」たる本田宗一郎の夢が出発点なんだな、と思うと、やっぱり日本の自動車産業黎明期に、ホンダというメーカーがあったのは、幸せな事だったと思う。

本田宗一郎がいなかったら、ホンダF1チームも、鈴鹿サーキットも、無かったのだから、今日、鈴鹿のF1を楽しんだ人たちは、本田宗一郎に感謝しないとね。




オフトです、ハンス オフト。
所謂「ドーハの悲劇」の時、日本代表監督だったオフト。
この本は、その「ドーハの悲劇」が起こる前に発売された本です。
3年くらい前、古本屋で立ち読みして「おもしろそうだな」と思って買ったのですが、ブラジル戦があった日の夜、急に読み返してみたくなって、久しぶりで一気に再読しました。

もし今回のブラジル戦が、オフト采配だったら・・・勝てた、とは思いませんが、中田英の涙は見なくても済んだような気がします。

中田英選手、特別好きでも嫌いでもないけど、あそこで泣いていたのは、不甲斐ない自分のチームの同僚に対して、という気がしてなりません。

新聞報道によると、ドイツ入りした後の日本代表選手の中に、携帯ゲーム機に夢中になっている人が少なからずいた、という事です。

また、今回、中田英選手の日記を初めて読んだのですが、サッカーに集中して取り組まない選手が多数いて、チームが一つの目標を目指していない、一つになっていないことを度々危惧しています。

そういった記事を読んだあと、この本を読むと、「もし、オフトが監督だったら、少なくともそれはなかったんじゃないかな」と思わせるものがあります、オフトの指導方法には。

日本人を分析し、「日本人はチームワークに長けている。ただし、それは全員に共通の理解が得られ、ここに適切な役割と責任を与えられた場合だ。この条件が整ったときのチームワークのよさは、ヨーロッパ人には真似できない。」と長所を指摘する一方、「大事なところでの戦術にバラエティがない。」という事を短所としてあげています。

そして、長所を生かすために、選手には、自分の役割を自覚することを徹底して求めいます。

合宿では、同じポジションのライバル同士を同じ部屋にし、朝から晩までサッカーに関してのディスカッションをさせていたそうだ。

今の日本代表に、そういった日々はあったのだろうか?
そういった日々があれば、中田英が泣くこともなかったんじゃないかな・・・無念だったろうなぁ、チームが一つになれなかったら、勝ち抜けない、と何度も警告したのにもかかわらず、結局、警告通りになってしまうなんて・・・あまりにも悲しい結末だ。



で、次期代表監督・・・オシムの名前が挙がっていますね。
いいんじゃないかな、と思います。

本書の中で、川淵さんは、オフトを日本代表監督として招集した理由を「世界のトップレベルを10とした場合、日本を5と位置づけて、5のレベルに合う指導者だから」と述べています。

今、日本は6か7くらいになったと川淵さんは考えているのかな?
とすると、オフトのように、W杯での監督経験が全くない人より、オシムのように、W杯での監督経験がある人のほうが、いいですものね。

そういう風に考えると、理にかなった選択という気がします。

ジーコ監督は、日本のレベルが8か9だったら、監督にとっても、選手にとっても、お互いにとって良い選択となったのではないでしょうか?
そんな気がしてなりません。

4年後、日本代表チームが一丸となって、完全燃焼で闘っている姿が見たいですね。




小坂です。
これは、以前このBlogに掲載したこの記事にも登場したO氏に薦められた本です。

著者の安田 佳生さんは、今年1月に発刊され話題になった「千円札は拾うな。」という本を書いた人です。

主に中小企業を顧客層に持つ人材採用コンサルタント会社の社長さんのようです。

ほんとうは、そちらを読んでみたかったのですが、図書館で貸し出し中であり、対してこの本は在庫ありでしたので、借りてみました。

基本的には新卒者の採用担当者が読むための本という体裁ですが、実際には、会社に必要な優秀な人材について説いています。

何故、それを書いているかというと「人事担当者にできる人を見る目が無いので、ダメ社員を採用してしまうので、それを防ぐため」という訳です。

確かに、この本で「できる人」と分類されている人材、僕もそんな部下が欲しいと思わせてくれる人ですが、なかなか、そんな人いないだろうな、という気もしてきます。
ある種の理想論に見える部分もあるのですよ。

が、サラリーマンとしては、「こういう考え方も有りだな」というヒントになる部分もあります。

そんなに、重い内容の本ではないので、一読して損はないと思います。

ちなみに、僕が一番印象に残った内容です。
「世の中で転職が多いというが、実はそれは三割程度にすぎない。ピラミッドの底辺にいる人同じ人が、いろいろな会社をぐるぐるまわっているだけなのである。」という一文ですね。

自分の事を含め「確かにそういう傾向はあるかもなぁ」と妙に納得してしまいました。

★米国産牛肉、輸入再開7月末以降 条件で大筋合意
吉野家の株価が上がってきました、一株主としての僕はうれしいのですが、牛肉消費者としての僕がアメリカ産牛肉を食べたいのか、と問われれば、答えはノーですね。
大雑把な検査しかしてなさそうなイメージがあるので、品質的に信用できない気がしますので。

小坂です。

以前の会社で、情報システム部に所属していました。
僕の業務は、ヘルプデスク担当でしたが、

「SE(システムエンジニア)って、なにやっている人なのかなぁ。」
「プログラマーと何が違うのかなぁ。」

と気になっていました。
けど「ま、直接関係ない人たちがやっいる業務だから深く考えなくていいや」と思って、大雑把な認識だけで、詳細を考えたことはありませんでした。

過日、古本屋さんへいったところ、こんな本があったので、




今まで気になっていたことが解決できるかも、と購入してみました。

この本、実際のSEが読むと、あんまり役に立たない気がしますが、専門外の人間が、ざっくりと「SEとはなんぞや」と理解したいときには、有効かもしれません。

あまり専門用語が出てこないので、サクサク読んでいけます。

「成る程、SEとはこういう職業なのか」というのが、それなりに理解出来ました。
情報システム部で、近くにいた「開発部隊」と呼ばれている人たちが何をやっていたのかも、ようやくはっきりしました。

と同時に「私はSEになれない」という事だけは、はっきりしました。
プログラムに関して、知識&興味が無い、というのは致命的かと思われます。
システム設計出来ないでしょ、それじゃ。(笑)

まあ、SEを目指している訳じゃないので、「ああ、やっぱりな」という感じですけどね。

ただ、社内ヘルプデスク業務に、SE的な考え方を導入すれば、もう少し、業務が楽になったかも、という気はしました。

社内のPCを準備するだけの単純作業でも、当然、納期やコスト、品質の概念は必要です。
納期については、誰がどの作業を行うのかのタスク管理がうまくいかなければ、間に合わないのは、システム開発と同じですし、どんなスペックのPCを準備するのかユーザーからのヒアリング、というのは、コンサルティング的な要素ですよね。

他に、ユーザーへ配布するマニュアル類には、ドキュメント作成ですから、これもシステム開発と同様です。

納期が間に合わなければ、ユーザーへ対し、次善の策を考え、交渉するのも同じですしね。

今、思いかえすと、そういった業務を、無意識に行っていましたが、それらをSE的な「プロジェクト」という概念で、体系的に行えば、作業効率は上がっていましたね。

ちょっと残念です、在職中、それに気がつかなかったのは。

それから、直属の上司は、やっぱり「ダメ上司」だったんだな、というのもはっきりしました。

「マネージャー」という肩書きで実際、SE的な概念で言うと「プロジェクトマネージャー」という立場の筈でしたが、なんにもマネージメントしてないよ!と今更ながらに思いましたね、この本読んで。(笑)




ボクは、さとう珠緒が書いている書評が気に入って(さとう珠緒本人は、そんなに好きじゃないけど)よく読んでます。
なんかね、バカバカしい書評で変なのが気に入ってまして。

さとう珠緒のバカブックガイド
http://web-davinci.jp/contents/tamao/

第7回に、この本が取り上げられていてられていて、ちょっと興味があったのです。

その後、どこかの書評で「今までは、愛されたい、と金持ちになりたい、という願望は、別々だったが、最近は、愛されたいし、金持ちにもなりたい、と願望がエスカレート気味」と書かれていて、どんな内容なのか、ますます気になっていたら、ブックオフで100円だったので、つい買っちゃいました。(笑)

読んだ感想ですが、思想としては、昔から日本にある「言霊」思想の事です。
それを、平易な文章にして、誰が読んでも誤読しないように気を遣いながら書いたものです。

ただね、さとう珠緒嬢も指摘してましたが、この本の70歳過ぎた著者、(以下ジジイ)が「自分の彼女がこんな娘さんだったらいいなぁ」という願望を吐き出している部分が見え隠れするんですよ。

だってさ、ジジイの後書が妄想じゃないとすれば「これまで」に「たくさんの女性と出会い」「結婚による」「恩恵も一身にうけて」おきながら、「同時進行」しているのが「大手銀行」に「勤務」する「私より四十」も「若い」「二十八歳」の「女性」とか書いちゃってるんですから。

えっとですね、ちょっと前に騒ぎになった11人で集団生活してた「一夫多妻男」に近い雰囲気なんですよ、行間に見え隠れするジジイの本性が。
そこはかとなく「スケベジジイ」の思想を肯定させようとする意図が感じられます。

わかりやすくいうと、「一夫多妻男」の「呪文」が、ジジイにとっての「言霊」って感じです。

ま、ボクも男なんで、その気持ちは、わからなくない。(笑)
なので、百歩譲って、それは、まぁいいとしましょう。

問題だな、と思うのは、そういう誘導にのってしまう無防備な女性がいること。

アマゾンのカスタマーレビューを読むと、称賛の投稿が多いことに驚きます。
しかも「今までの類似の本より科学的」と書いている人が目につくのですが、全然科学的じゃないですよ、これ。
例えば、脳内麻薬物質の説明で「ドーパミン」なんて言葉使って、それなりに説得力を持たせようとしてますが、こんなの科学的とは言いません。
それが、どんなタイミングで、どのくらいの量放出される、まで書くのが科学的ですから。

そんな事に疑問を持てない時点で、もうあなた騙されてますよ。
たぶん、いい女にも金持ちな女にもなれませんよ。

しかしこれ、精神年齢低い人じゃないと納得できない内容だよな。
あんなにバカみたいな「さとう珠緒」だって納得してないんだから・・・
称賛してる人って、一生、いろんな人にいろんな事搾取されて人生終えるような人なのかな。

それくらい内容的にはお粗末な本ですが、マーケティング的には大成功!
だって、きっと、恋にもカネにも満足している人は、こんな本、読まないだろうから、読者は、恋もカネも持ってない、所謂「負け犬」予備軍な訳でしょ。
ちょっと頭の弱い、そういう人騙して、1200円もする本売りつけ、そこそこヒット!
ジジイ、うまいこと儲けたな~というかんじですね。(笑)
ほんと「一夫多妻男」顔負けだよ、ジジイ。
実に資本主義ですね。
頭の弱い人から、なけなしの金をむしり取る、という意味では。
しかもむしり取られた人は、人一倍「金持ちになりたい」という娘さんですからね。

因みに、ボク個人としては、この本読んで、実践している女性とは多分、つきあいたくないなぁ。

ほどほどの言霊思想なら、まだ共感出来る部分あるけど・・・ここまでいくとドン引きです。
(女性向けの本取り上げてるボクもドン引きだけどな。)

お金とか恋愛に執着があるから、こんな本買うわけでしょ。
その必死さや、執着が嫌だから。
っていうか、図々しいよ、あんた。
金も男も両方いい思いしたいなんて・・・

もっとニュートラルな人がいいな。
あんまり必死じゃなくて、あんまり執着が無い人。




小坂です。

正力松太郎・・・知っていますか?
ちょうど、私が生まれた年に、84歳で物故なさっている方です。

「正力松太郎杯」という柔道の大会が確かあったような気がしますが、わかりやすくいうと「読売巨人軍オーナー、ナベツネ(渡辺恒雄)氏の元上司」です。

この本は、その正力氏の一生を原稿用紙1800枚使って追跡し、11年前に発表された大作ルポです。

とにかく、この正力氏の大物ぶりに驚かされます。
彼と比較したら、ナベツネなど、全くの小物ですね。
なんら、歴史に残る新事業を開拓していないし。
正力氏は、「プロ野球の父」、「テレビ放送の父」、「原子力の父」と呼ばれる程、新規事業を開拓していった人です。
私も、それを知っていて、そう信じていましたが・・・
本書を読むと、それが、いささか誇大広告的な部分があると度々指摘されます。
また、それは主として正力氏の性格的な問題がそうさせているという指摘も随所に見られます。

例えば、現在でも、読売巨人軍の公式Webサイトで球団史を見ると「日本プロ野球の歴史は、ジャイアンツから始まった」という意味の文章が掲載されていますが、これは、厳密に言うと、真実ではありません。

ま、この程度の「歴史の改竄」は序の口で、正力氏が起業したとされる新規事業の多くは、実際のところ、影武者がお膳立てをして、それに正力氏が乗っかるかたちで漁夫の利を得て最終的には「正力氏の功績」となってしまい、影武者たちは、歴史から抹殺され、「正力氏の功績」だけが末代まで語りつがれている事、が多かったようですね。

読了後、なぜ、上記のような「歴史の改竄」が起こったのか、舞台裏を知ることが出来ました。

また、本書は、野球事業に多くのページを割いています。
わたしは、野球にそれほど詳しくないので、それに特別の感慨は受けませんでしたが、正力松太郎に興味が無くても、日本でのプロ野球黎明期について興味がある人は、とても面白く読めると思います。

それから、正力氏の人脈、多彩ぶりも、驚くべきものがあります。
そこから見えてくる、「闇日本近代史」も、私としては、とても興味があるところでした。
聞いたことがある名前がびっくるするほどたくさん出てきますからね。

本書を読んで思ったのですが、「東京大学」に入学する、ということは、「優秀」という証明にはならないけど、ここを卒業した人が、あちこち散らばって、時には政府の中枢に食い込む。
その人脈を使える可能性が出てくるようになる、というのが、最大のメリットかもしれませんね。
他の大学でも、当然人脈は出来ますが、これほどまでに、政府中枢へ人材輩出していないですから、東大人脈ほど、強力ではないでしょうから。

それにしても、現代、日本の政財界には、つくずく大物がいなくなったと思う。
昨今のライブドア騒動などを見ていると、世論が倫理観を大切にするので、大物の出現を許さない土壌を作ってしまっていのだと思うが。
つまらないな。
ただ単に、高所得者イコール大物ではないのだから、もう少し、倫理観が違う「大きな器の人」を受け入れてもいいように思う。
それが「多様性」というものだとおもうし。
高所得者は、意外と受け入れられているように見えるんだけど、大物は輩出されてきませんね。

本書を読んだ後、ライブドア堀江氏=プチ正力、宮内氏=プチ正力の影武者たちといった趣がなきにしもあらず、かな、何故なら正力氏が亡くなった直後、彼が作った日本テレビの粉飾決算が明るみに出たりするあたりも、似てるし、正力氏の閃いた突拍子も無いアイデアを実現するために、影武者達が奔走し、用が済めばさっさと切られるのも、「きっと堀江氏の部下は、こんな感じなのかな」と思わずにはいられなかったのだが、でも、やっぱり堀江氏の方が幼稚だし、小物なんだな。
何が違うのか、育った環境や、時代なのか、よくわからないけど。

僕には、野心がないので、正力氏のような生き方は、とても出来ないし、出来ないからこそ大物にある種の憧れがあり、そういった人の下で、数年間で良いから参謀として働いてみたい、と思うのだが、そう思える大物が、僕の死ぬまでの間に、世に出てくるのかどうか・・・多分、出てこないんだろうな。

それを思うと、そういう人を輩出する土壌があった時代に生まれた正力氏と、その影武者たちを羨ましく思いました。

正力松太郎 - Wikipedia

★堀江崖っ縁、元側近が自殺?ホテルで遺体発見
17日分に「闇社会からの資金調達が問題?」と田中康夫氏が推測していたと書いたけど、もしかして、ホントにそうなのかな?
怖い・・・
★コニカミノルタ、カメラ事業を3月で終了。αマウントはソニーに譲渡
αマウント、ソニーに譲渡といっても、デジ一眼しかださないだろうから、αの銀塩一眼、もう、出ないんだ・・・ショック。

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